2012年12月5日水曜日

海外留学生インターンシップ2012

11月5日から12月5日


インドのプーン大学よりTUSHAR KHARE君が、基生研インターンシッププログラムの学生として訪れました。

自己紹介文になります。

I am Tushar Suhas Khare from INDIA. 

I am a Project Assistant at Department of Biotechnology, Modern College, Ganeshkhind, Pune, INDIA.

Currently I am working on Green Alga Chlamydomonas, as an intern in Minagawa sensei’s lab.

This is the first time I am working solely on Photosynthesis.

I am really enjoying my lab experiments and my stay in Okazaki, Japan.


蛍光・分光測定中のTushar君



1ヶ月間ですが、当研究室の学生として実験を行い、最後に研究成果発表をしました。
短い間でしたが、非常に濃い内容の研究が出来たと思います。

皆川教授と議論するTushar君(研究室セミナーにて)

インターンシップ修了記念撮影
前列右から:相原、Yousef、Tushar
後列右から:大西、滝澤、鎌田、皆川、得津



2012年10月5日金曜日

留学生の新加入

10月5日

当研究室に新メンバーが加入しました!

ドイツから来た、イラン人留学生のYousef Yari Kamrani君です。

Yousef君は、昨年の基生研Internship Programにて、当研究室で研究体験を行っています(参照)。

これから、総研大の大学院生として当研究室にて学位取得を目指します。



Yousef君の自己紹介です。


My name is Yousef Kamrani. 

I studied my MSc. in the field of plant biotechnology in Germany and since 5th October 2012, I have just joined lab of professor Jun Minagawa to study my PhD focuses on photosynthesis engineering of unicellular green algae Chlamydomonas reinhardtii

Getting in touch with Japanese culture was one of my dreams since I was a kid. 

Moreover I believe studying abroad is a chance to satisfy intellectual curiosity and studying in NIBB as a high distinguished Japanese research center is a double chance to achieve my goal. 

Beside of my research work, I always was interested to write and compose folk music of Mediterranean and Middle East region. 

Indeed, living in Japan might be a great opportunity for me to know more about Japanese traditional music too.


2012年9月13日木曜日

2012 体験入学

9月11日から13日


基生研で募集をかけていた体験入学が始まりました。

今年は、北海道より1人の応募者が来られました。

応募者の希望として、『光合成を見てみたい』とのことでしたので、私たちが行っている光合成研究の一つを体験してもらいました。

内容は、昨年の体験入学で行った『変異体の素性を解明する』ではなく、『光環境の変化による光合成の変化を解明する』という方針で行いました。

実験、考察、発表と一通りの研究手法を学び、研究とはどのようなものかを多少なりとも理解してもらえたかと思います。




当研究室では、来年も体験入学生を募集しますので、興味のある方はぜひお越し下さい。


2012年8月10日金曜日

卒業生からの贈り物

8月10日


当研究室の卒業生である、細川君より贈り物が届きました。

細川君は、修士課程にて光化学系II複合体の精製や、変異体の生化学的解析を精力的に行い、後輩たちのテーマに繋がる成果を残し、卒業しました。

現在は、一般企業でおおいに活躍をしているようです。


そんな細川君から、とてもおいしい桃が送られてきました!!

研究室一同、ありがたくいただくことにします。

細川君、どうもありがとう!

サンゴ水槽前にて桃と共に...

2012年7月27日金曜日

第2回 微細藻類若手研究会

7月26−27日


当研究室の大西研究員と、瀬戸内水研の紫加田博士が中心となり、今年も微細藻類若手研究会が開催されました。


今回で、2回目の開催となります。

昨年の第1回研究会に比べて、より多くの研究者が参加・発表してくださいました。

去年よりもずっと暑い岡崎でしたが、遠方よりお越しくださり、どうもありがとうございました。



今回の研究会では、前回の研究会後のアンケート結果をもとに、様々な環境で生育する微細藻類の研究を重点的に紹介・発表していただくことになりました。

具体的には、海洋性植物プランクトンや、藻類の系統・形態分類、サンゴなどの共生藻類に着目した研究を発表していただきました。




非常に興味深い研究ばかりで、多くの質問・議論が飛び交っていました。



また、今回はより自由なディスカッションをしていただけるように、コーヒーブレークや懇親会の時間を長めにとったことで、様々な場所で多くの議論が盛り上がっていました。




皆さん有意義な議論ができたようで、今後の共同研究を含めた研究の進展が期待できますね!

昨年に引き続き、今回の研究会も大成功に終わりました。

参加者・発表者の皆様、お疲れさまでした。そして、どうもありがとうございました。



また、今研究会の準備およびコーヒーブレイク・懇親会のセッティングをしていただいた、当研究室秘書の小島さん、光学解析室の市川さん、石川さんに、この場を借りてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました!



2012年7月16日月曜日

研究成果論文が科学誌に受理されました!!(2012-01)

7月16日



当研究室の研究成果が、研究論文として科学誌のJournal of Biological Chemistry(JBC)誌に受理されました。

論文のタイトルおよび要旨は下記の通りです。


-Title-
Revisiting the supramolecular organization of photosystem II in Chlamydomonas reinhardtii

-Authors-
Ryutaro Tokutsu,  Nobuyasu Kato,  Khanh Huy Bui,  Takashi Ishikawa,  and Jun Minagawa

-Abstract-
Photosystem II (PSII) is a multiprotein complex that splits water and initiates electron transfer in photosynthesis. The central part of PSII, the PSII core, is surrounded by light-harvesting complex II proteins (LHCIIs). In higher plants, two or three LHCII trimers are seen on each side of the PSII core whereas only one is seen in the corresponding positions in Chlamydomonas reinhardtii, probably due to the absence of CP24, a minor monomeric LHCII. Here, we re-examined the supramolecular organization of the C. reinhardtii PSII-LHCII supercomplex by determining the effect of different solubilizing detergents. When we solubilized the thylakoid membranes with n-dodecyl-β-D-maltoside (β-DM) or n-dodecyl-α-D-maltoside (α-DM) and subjected them to gel-filtration, we observed a clear difference in molecular mass. The α-DM-solubilized PSII-LHCII supercomplex bound twice more LHCII than the β-DM-solubilized supercomplex and retained higher oxygen-evolving activity. Single-particle image analysis from electron micrographs of the α-DM-solubilized and negatively stained supercomplex revealed that the PSII-LHCII supercomplex had a novel supramolecular organization, with three LHCII trimers attached to each side of the core.



☆論文内容☆

本研究では、モデル光合成藻類のクラミドモナスから、光合成反応の中心装置である光化学系タンパク質の精製法を確立しました。

特に、地球上のほぼ全ての生き物に必須である酸素を生み出す装置、光化学系II(通称:PSII)に着目しています。

先行研究で用いられている精製法を再度見直し、様々な精製条件を試行錯誤したところ、これまでの研究では見られなかった、非常に安定かつ巨大なPSIIタンパク質超複合体を見つけました。

得られたタンパク質複合体には、水を分解して酸素を生み出すPSII中心部だけでなく、光合成の最も初期の反応である『光を集める』役割を持つ、集光アンテナタンパク質(通称:LHCII)が多く含まれている事がわかりました(PSII-LHCII 超複合体)。

また、電子顕微鏡観察を用いたタンパク質単粒子解析から、このPSII-LHCII 超複合体は、陸上植物を初めとして、これまでに確認されたことのない巨大な分子構造を持つことがわかりました(上図)。



☆生物学的意義☆

昨年、岡山大学および大阪市立大学のグループにより、1.9Åという高い解像度でPSII中心部のX線結晶構造解析の結果が報告されました。

上記報告では、原核光合成生物のシアノバクテリアからPSII中心部を精製・結晶化し、詳細なタンパク質構造解析を行うことで、酸素発生部位の分子構造が明らかになりました。

X線構造解析と比較して解像度は高くありませんが、本研究の単粒子解析からは酸素発生部位であるPSII中心部と、光を集めるLHCIIが結合している様子が捉えられました(下図)


さらに、陸上植物よりも生育が容易かつ大量に培養可能である緑藻クラミドモナスを用いることで、構造解析に必要な大量の試料を精製する事が可能になりました。

今後、本研究で得られたPSII-LHCII超複合体の結晶化・X線構造解析が進めば、陸上植物を主とした緑色(クロロフィルa/b型)の光合成生物において『LHCIIで集めた光をどのようにPSII中心部へと受け渡しているのか?』という疑問を解き明かす足がかりになることが期待されます。


2012年7月2日月曜日

ドイツ・Münster大学での共同研究(By 得津研究員)ーその④

7月1−2日


ついに、ドイツでの生活も終わりを迎えました。

もっと結果を出したかったのが本音ですが、やり抜いた感はあります。

後は、日本へ帰国して、基生研にて詰めの結果を出す次第です。



Münsterでは、Michael Hippler教授を初めとして、研究室のポスドク、学生全てが私を助けてくれたため、心から研究に没頭することができました。

お別れケーキパーティにて(MartinとRicardaとTill)


また、海外の研究室で海外の研究者と仕事をする、というとても貴重な体験をし、今後の研究人生に大きく影響すると思います。

本当にありがとうございました。


そして昨夜は、Münster最後の夜ということで、Hippler教授の家の夕食に招待されました。

奥さんと二人の子供に歓迎していただき、とても美味しい夕食をいただきました。

研究の話というよりは、ドイツの日常生活などの色々面白い話を聞くことができました。

また、子供たちもとても元気で色々と楽しませてくれました。

食後に庭先にてHippler一家とサッカーをする得津研究員
なんと、奥さんも参戦!!

更に、ここにきてドイツの方々のサッカー狂を再確認しました!

日頃の運動不足が祟ってか、息切れが激しかったものの、日本のサッカーレベルを見せつけれた(??)と思います。

短い間でしたが、本当にお世話になりました!




そんなこんなで、ついにドイツを離れる事になりました。

長かったようで、あっという間でした。

とても快適に研究生活を送れたと思います。

また、ここに来れる日を願っています。

それでは、また!

滞在していたGermania Campus




By 得津

2012年6月25日月曜日

ドイツ・Münster大学での共同研究(By 得津研究員)ーその③

6月25日


いよいよ、ドイツ滞在も最終週になりました。

この3週間、学会に始まり共同研究と続きましたが、本当にあっという間に終わりました。

この日誌だけでは、海外における研究の魅力を十分にお伝えする事ができていないかも知れませんが、とても良い経験を積めたと思っています。

今週も、気を抜かずに最後まで全力で実験を行いたいと思います!

今更ですが、こちらの実験室やその他イベントを紹介したいと思います。



☆研究室の内部について☆

Hippler研究室では、実験スペースと居室が同じ部屋にあるものの、完全に区切られています。

実験室の様子

というのも、写真の通り、完全にガラス窓などにより部屋の中に小部屋が存在する、といった方式になっているからです。

左の窓の奥がデスクワークスペース

そのため、実験室と居室の見通しが良く、全体的にとても明るいスペースになっています。

また、扉を閉めることにより、実験室内の機械音や雑談は遮断されるため、デスクワークスペースも非常に快適になっています。

*実験室にラジオが流れているのも良いですね!

一見、全て一緒の部屋に押込められているようで、きっちり分けられているので、とても機能的かつ見た目も良いです。



☆大学付近のイベント☆

先週は、大学の目の前の広場に、移動式遊園地がやってきていました。

残念ながら行く時間はありませんでしたが、昼から夜遅くまで、子供から老人まで多くの人々で賑わっていました。

夜12時になっても賑わっていた移動式遊園地

こちらでは、遊園地やサーカスなどは、『行く』というより『来る』という感覚らしいです。

年に数回と限られているので、街の人々は老若男女問わず、せっかく来ているのだから楽しもう!という感じでした。

これも、余裕のある生活で非常にうらやましいですね。



☆ドイツ(MünsterやBielefelt)で活躍されていう日本人研究者☆

先週は、Münster大学で植物を用いた研究を行っている橋本研志博士と、Bielefelt大学でボルボックスを用いた研究を行っている植木紀子博士とお会いすることができました。

お二人とも、ドイツで最先端の研究に従事しており、とても有意義なお話をしていただきました。

実際に海外で研究されている日本人研究者と会い、そして色々話をさせていただいたことで、とても刺激になりました。

また、英語とドイツ語だらけの日常に、安息の日本語環境を提供していただいたことに深く感謝致します。


どうもありがとうございました!



それでは、今回はこのあたりで。。。


By 得津







2012年6月19日火曜日

ドイツ・Münster大学での共同研究(By 得津研究員)ーその②

6月12ー17日


皆様、梅雨の時期ですが、いかがお過ごしでしょうか?

こちら、ドイツ・Münsterの天候は、ほとんど曇りか雨といった状況です。

これがMünsterの例年の天候らしいです。

INSTITUT FÜR BIOLOGIE UND BIOTECHNOLOGIE DER PFLANZEN



さて、Münsterに来てから1週間経過しました。

ただいま絶賛実験中です。

といっても、やはり他の研究室、更には海外ということで研究室の勝手も、言葉の勝手も違います。

海外では、それぞれの研究者(学生も含む)が独自の考えをしっかり持っています。

したがって、日本流(当研究室流?)の実験手法がすんなり受け入れられるとは限りません。


私(得津研究員)から見ても、手法、実験の組み立て方、実験ペース、果ては薬剤の取り扱い・測量と、かなりの部分に違いが見てとれました。

現在、こちらの研究室の学生と共同で実験していますが、楽しみつつも、今までのように常に一人で実験してきたのとは異なる状況に悪戦苦闘しています。

これも共同研究の醍醐味でもありますね。


あっという間で、残すところ1週間から10日。

このままで大丈夫か!?と、かなり焦っていますが、自分の手でどうにか出来る部分は限られているので、全力を尽くすのみです。。。

週末返上で単独実験した結果(光化学系タンパク質の精製)





実験の方は、上記の通りですが、以下は研究室の日常を記していきたいと思います。

☆昼食について☆
こちらでは、学生食堂(メンザ)もあるのですが、たまに学生がスーパーで買い出しを行い、研究室内でランチを作ることがあります。

左からKerstin、Leonardo、Anaさん(モッツァレラ入りサラダを作成中)
メンザの様子は、日本の学生食堂と同じですね。学生で賑わっています。

ちなみに、価格も日本とほぼ同じですが、量が1.5倍ほどあります。

試しにハンバーガー&フライドポテトを注文したところ、量が多過ぎて喋らずに最速で食べていたにも関わらず、Hippler教授を待たす結果となりました。。。無念。


☆Demitrisの送別BBQ☆
こちらの研究室でPDとして大活躍していたDemitris Petroutsos博士が、他の研究室に移る事になったため、金曜日に送別会BBQが開催されました。

BBQスタイルとしては、料理出来る人は何かを作って持ってきて、他の人は自分が食べたい肉と肉と、そして肉を持ち寄ります!(ソーセージも可)

焼き係のStefanと写真に写りにきたイタリアーノLeonardo

Demitris(中央の赤パーカー)に寄せ書きアルバムを渡すJanina(左)
*椅子に座る2人の子供はHippler教授の子供たち。右の女性はDenista。

肉にドイツビール(Münster産!!)で大盛り上がりです。

こちらは夜9時くらいまで、日が出ているのですが、おかまいなしにお日様のもとに大宴会でした。

Philippと盛り上がる私(得津研究員)
撮影者のDenistaは日本のカメラの撮影法が分からなかったのか、酔っていたのかブレブレでした

そんなこんなで、実験・実験・実験・ちょっと息抜き・実験・実験、というペースで進めています。

残り少ない期間ですが、良い成果を持って帰国出来るよう(帰国できないかも!?)頑張りたいと思います。




☆その他☆

残念ながら、Münsterの街並を見る余裕が無いため、街中の写真はありません。

でも、3つ気付いたことがあります。

ひとつは、ドイツの人々は異常にサッカーが好きであるということ。

現在、EURO2012の真っ最中なので、町中ドイツ国旗であふれています。

至る所でドイツ国旗を掲げた車や自転車が走り回っています。
私が滞在しているゲストハウスの前のレストラン・バーでも、皆でテレビ観戦しており、夜11時くらいまで大騒ぎです!!

実に熱狂的なサッカーファンが多い町(国?)ですね。



もうひとつは、野うさぎが非常に多いです。

至る所の芝生に野うさぎが居ます。

芝生でこちらを警戒している野うさぎ
Leonardo曰く、Münsterでは野うさぎが増え過ぎて、芝生やブッシュ(茂み)を荒らすので害獣とされているそうです。

うまく人と共存できると良いですね。


最後は、パンがどれも非常に美味しいということです。

通勤中に購入したクロワッサンなど


焼きたては当然として、冷めてもめちゃくちゃ美味しいので、ついつい食べてしまいます。

体調には気をつけないといけませんね。。。



それでは、この辺で。。。


By 得津



2012年6月11日月曜日

ドイツ・Münster大学での共同研究(By 得津研究員)ーその①

6月11日


ポツダムでのクラミドモナス会議も終わり、殆どの研究者は、それぞれの研究場所へと戻りました。

一方で、そのまま修行の旅に出る研究者もいます。

当研究室の得津研究員もその一人です。


ポツダムからベルリンへと移り、 Giovanni Finazzi博士とのディスカッションを終えた得津研究員は、これからMünster大学へと移動し、Michael Hippler教授研究室で共同研究を行う予定です。

ここからの更新は、得津研究員による近況報告を続けて行きたいと思います。


ベルリン中央駅正面

ベルリン中央駅(半?)全貌


まずは、ベルリン中央駅から、都市間高速列車(ICE)に乗ってMünsterへ向かいます。

乗り換えは、途中Hamm駅にて。

Hamm駅からは、地域列車に乗り換えMünsterへ

ICEの到着時間が遅れ、乗り換えギリギリでしたが、無事にMünster駅行きの電車に乗れました。

駅に着いた所、Hippler教授のもとで研究する博士課程学生のAnaさんが(日本車で!)迎えに来てくれていました。

無事に、ゲストハウスへと送ってもらい、いよいよ共同研究の始まりです。

学ぶ事が多いとは思いますが、Hippler研の学生たちに圧倒されないように頑張りたいと思います。


それでは、また簡単な近況を報告していくと思いますが、暖かい応援よろしくお願い致します。


By 得津研究員@University of Münster

University of Münser (シンボルの城)


2012年6月10日日曜日

Chlamy 2012

6月5―10日


ドイツのポツダムにて、Chlamy2012 (国際クラミドモナス会議)が開催されました。

国際クラミドモナス会議は、2年に一度、世界中のクラミドモナス研究者が一同に会する学会です。

研究分野は多岐に渡り、当研究室のように光合成の研究をしている研究者も居れば、鞭毛や雌雄接合、遺伝工学、水素発生などの研究者も参加します。

今回は、日本でも良くしられているポツダム宣言が採択された地、ポツダムにて行われました。

場所は、ポツダムの中心から少し離れた、会議用のホテルとなっており、国際クラミドモナス会議恒例の『都市部から外れた場所での缶詰』条件を満たしての開催となりました。





今回の会議では、当研究室の得津研究員が口頭発表に選ばれました。

第一セッション『Photosynthesis』で、2日目(初日は受付&Key Note Lectureのみ)に発表でした。

それでは、発表前日の得津研究員の様子をどうぞ。

ベルリンの街中にて...(東京大学・若林助教による撮影)

少し、不吉な雰囲気ですね。

でも大丈夫です。無事、発表も終わり大きなプレッシャーから解放されたようです。



クラミドモナス学会では、朝8時半から夜10時頃まで口頭発表・ポスター発表と続きます。

ポスターセッションの様子

口頭・ポスター発表ともに、自分たちの専門分野の研究者だけでなく、鞭毛やバイオ燃料分野の研究者も1つの会場に集まるため、多くの人で賑わいます。

これも、クラミドモナス会議の醍醐味ですね。



また、最新の発表(論文になる前の非公開研究)の多くあるため、学会期間中、多くの共同研究の発足も見られました。

私たちの研究室も、得津研究員の発表を聞いた複数の研究者との共同研究が始まりそうです。

もちろん、他の研究室の発表により、こちらから共同研究をもちかける例もあります。



5日間ですが、いつも通り、とても内容の濃い学会でした。

この後、得津研究員はドイツに残り、単身Münster大学にて共同研究を行う予定です。

そちらの情報も、今後紹介していきたいと思います(By 得津)。