2011年12月17日土曜日

海外留学生インターンシップ2011

11月28日から12月17日

ドイツの大学から、Yousef Kamrani君が来ました。

Chlamydomonas 培養細胞横にて


基礎生物学研究所が費用を援助している研究インターンシップと、大学院入試を受験しました。

得津研究員の担当のもと、当研究室で行う研究を体験しました。


2011年11月26日土曜日

第9回クラミドモナスワークショップ

11月25−26日

岡崎にて、第9回クラミドモナスワークショップが開催されました。

クラミドモナスワークショップは、クラミドモナスを用いている多様な分野の研究者が集まり、それぞれの最新研究や研究手法に関する情報交換を行う会です。


今回のワークショップでは、クラミドモナス以外にも紅藻、藍藻、珪藻を扱う研究者も参加され、これからの藻類研究について様々な意見交換がなされました。
コーヒーブレイク&ポスターセッションの様子

また、東大の神谷律教授による招待講演が行われ、神谷教授とクラミドモナスとの出会いからこれまでの30年間を聞く事ができました。


神谷教授の若手時代の話や、鞭毛の研究の歴史を分かりやすくお話いただき、皆さん非常に楽しいひとときを過ごす事ができたのではないでしょうか。
東大・神谷教授の講演の様子

ワークショップの締めくくりとして、これからの微細藻類の研究に関する総合討論が行われ、今後もクラミドモナスのみならず、様々な藻類研究者間のネットワークを広げ、よりよいモデル藻類研究を推進することを確認し、閉会となりました。
総合討論の司会をされる京大・福澤教授

最後に、参加者で集合写真を撮りましたので、ご覧ください。
私たちの研究室が主催したワークショプは、前回の微細藻類若手研究会もあわせて、いずれも晴天に恵まれました。
岡崎に研究室が移り、良い1年目となりそうですね!
岡崎カンファレンスセンター正面玄関にて
多数のご参加、会へのご協力ありがとうございました。
また次回のワークショップでお会いしましょう。
*その他の写真は、リンク先からご覧になることができます

2011年11月8日火曜日

Giovanni Finazzi博士の訪問

11月5日ー8日

フランスのグルノーブル原子力庁(CEA)より、Giovanni Finazzi 博士が来られました。
Finazzi博士は、私たちの研究テーマに近い研究をされており、藻類の光合成・光環境適応メカニズムの研究分野で著名な研究者です。

今回は、当研究室とFinazzi博士の研究室間で行っている共同研究に関する打ち合わせで来訪されました。
滝澤研究員(左)が自作した分光・蛍光測定器装置を用いた新たな光合成測定法の原理を提案するFinazzi博士(右)

日程的には、二日間という短い時間でしたが、とても有意義なディスカッションを行うことが出来ました。
得津研究員(左)の研究結果に関して質問・議論するFinazzi博士(右)

海外の第一線で活躍されている研究者とのディスカッションは、博士研究員にとって非常に刺激になります。
皆川教授(左)と共にサンゴ水槽のメンテナンスを行うFinazzi博士(右)

2011年11月1日火曜日

サンゴ・褐虫藻研究会

10月31日ー11月1日

基生研のサンゴ研究立ち上げチーム(上野研松林研重信研、皆川研)、OIST:佐藤研、琉球大学:酒井研日高研、お茶の水女子大学:服田研のサンゴ研究者が集まり、第1回サンゴ・褐虫藻研究会が開催されました。

当研究室からは、皆川教授と研究員の得津が参加しました。

10月31日は、研究会前日ですが、早速懇親会を行いました。サンゴの研究の話で盛り上がります。
懇親会:東岡崎駅前の居酒屋にて

11月1日は、サンゴ研究の現状と今後のサンゴ研究会の打ち合わせを行いました。


サンゴ及び共生する褐虫藻のゲノム解読状況、沖縄周辺におけるサンゴ礁の現状、サンゴと褐虫藻の共生システム研究の現状など、多くの議論が交わされました。


研究会後、参加したサンゴ研究者に当研究室のサンゴ水槽を観賞してもらいました。
プロの目による鑑賞とあり、少々緊張しましたが、キレイな状態だと評価されました。


ただ、自然に生育するサンゴとは異なり、全体的に突起部分が小さいそうです。
一般的に観賞用に水槽で育成されたサンゴは、このようになるそうです。

今後、サンゴに共生する褐虫藻の環境適応メカニズムを、現場レベルで調査・解析するにあたり、室内環境で育成したサンゴと、現場におけるサンゴの状態の差異を考慮する必要があると思われます。

2011年10月31日月曜日

新しい仲間が増えました 2

10月31日

当研究室に設置しているサンゴ水槽に、更に仲間が増えました。

前回から更ににぎやかになりました。

今回追加された仲間は、下記の通りです。

コユビミドリイシ(Acropora digitifera

沖縄周辺のサンゴ礁に多く生息し、1998年のサンゴ大量白化現象で最も被害を受けたと言われている種です。そのため、このサンゴ種を用いた研究は、サンゴの白化現象の理解に直結します。


今後は、このサンゴに共生している褐虫藻のゲノム解読が期待されます。
私たちの研究室では、このサンゴに共生する褐虫藻をターゲットとし、光合成の観点からサンゴの白化現象の解明・対策を進めたいと考えています。


ハナバチミドリイシ(Acropra cytherea

コユビミドリイシの仲間で、サンゴの中のミドリイシサンゴ系のサンゴです。見た目はコユビミドリイシにそっくりですが、専門家の目により選別されました。
自然のサンゴ礁では、大きいものは3m以上の群体まで生長するそうです。



シライトイソギンチャク(Heteractis crispa
シライトイソギンチャク with カクレクマノミ

言わずと知れたイソギンチャクの一種です。全体的に緑色(光合成藻類が共生しています)で、触手の先端は青色になっています。サンゴと同じ刺胞動物に分類されます。

前回導入したタマイタダキイソギンチャクは、最初は大きく見えたのですが、水槽内環境が合わなかったのか、群体から3個体に分離してしまったため、カクレクマノミとの共生関係が見られませんでした。
タマイタダキイソギンチャク(Entacmaea ramsayi)- 3個体の内の1つ

しかし、シライトイソギンチャクは、カクレクマノミが入れるくらい大きいため、写真のような共生関係が見られます。



ニザダイ(Prionrus scalprum

水槽内に繁殖するコケ(ラン藻など)を食べてくれます。
また、このような種の一部は、サンゴのポリプ(サンゴにある穴から出ている花のようなサンゴ本体)を食べることもあるそうですが、サンゴの生育には大きく影響しないそうです。



イシヨウジ(Corythoichthys haematopterus

水槽内のコケや、植物プランクトンを食べます。
あまり積極的に泳ぎまわることはありませんが、岩の表面や底面を滑るように移動する姿は、なかなか愛嬌があります。


これらの生物以外にも、水槽内の岩(ライブブロック)の中にもともと住んでいた生物が、続々と出現してきましたので、興味のある方は、是非お越しになってください。

2011年10月28日金曜日

次世代シーケンサーの利用に向けて

10月26ー28日

当研究室の藻類を用い、基生研生物機能情報分析室の次世代シーケンサーを利用した研究を進めることになりました。

 Illumina社製次世代シーケンサー(Hiseq2000)と大西研究員

次世代シーケンサーの利用に先立ち、博士研究員の大西と得津が、藻類から精製したゲノムのライブラリ調整を行いました。

また、クラミドモナスの鞭毛に関する研究に携わっておられる、東京大学の神谷研究室から、 若林憲一助教が実験行程の見学に来られました。
ライブラリ調整の様子


今回は、初めてのゲノムライブラリ調整なので、次世代シーケンサーのスタッフである、北爪達也博士にサポートしていただきました。

各工程での注意点などのアドバイスと、非常に丁寧なサポート、本当にありがとうございました。

2011年9月12日月曜日

新しい仲間が増えました

9月12日

当研究室に設置しているサンゴ水槽に新しい仲間が来ました。

水槽内にコケが多量に繁殖し、サンゴの生育に影響するため、コケ取り用の海水魚を導入しました。
また、同時に、微細藻類との共生生物(研究対象)として、イソギンチャクや、シャコ貝も導入しました。



イソギンチャクは、岩場の隙間に隠れてしまい、写真を撮る事ができませんでしたが、近い将来『ファインディング・ニモ』でおなじみの“カクレクマノミ”との親密な関係を見せてくれると思います。


また、基生研広報室の川口コリンさんが水槽を見に来られました。
サンゴについてとても詳しいので、広報活動だけでなく、当研究室のサンゴ水槽アドバイザーとして活躍してくれるかもしれません!

2011年9月7日水曜日

基生研広報写真撮影

9月7日

基生研の屋上にて、岡崎の街を背景に写真撮影を行いました。




右から...

星 理絵(ほし りえ):技術支援員
大西 紀和(おおにし のりかず):博士研究員
皆川 純(みながわ じゅん):教授
滝澤 謙二(たきざわ けんじ):博士研究員
得津 隆太郎(とくつ りゅうたろう):博士研究員

以上の5名に加えて、秘書の小島 洋子(こじま ようこ)が在籍しています。


この日は、快晴で太陽の光がまぶしかったものの、気温としては比較的涼しく、非常に快適な一日でした。
北海道から来た人たちにとっては、このまま夏が終わると助かるのですが...

2011年9月2日金曜日

2011 体験入学

8月30日から9月2日


基生研で募集をかけていた、『体験入学』が始まりました。
当研究室には、岡山、茨城、東京方面より3人の応募者が来られました。
3人とも学部3回生で、これまでに研究に携わったことはないそうです。

今回の体験入学では、基生研の宿舎に数日間滞在し、希望した研究室において実際の研究生活を体験してもらいます。
当研究室では光合成研究を通して、『学習』ではなく『研究』することの意味を学んでもらうことを目的として、実験と実験結果の考察を行ってもらいました。


まずは、どのように光合成を測定するのかを学びます。
皆川教授と滝澤謙二研究員による蛍光測定の解説を聞き、いざ測定です。
自分たちが測定したい試料を探し、実際に測定します。
(*若い葉と老いた葉や、ピーマン、キュウリなどの実を測定しました!)


さらに、当研究室で扱っているモデル光合成生物クラミドモナスを用いた生化学的解析も行いました。
ここでは、光合成変異株の素性を明らかにする手法を学び、未知の物を解明する行程を体験します。

得津隆太郎研究員が、細胞の破砕と内容物の精製方法を解説しつつ、実際に3人に手を動かしてもらいました。
ショ糖密度勾配超遠心法を利用した光化学系タンパク質の精製など、最先端の技術に触れ、3人とも緊張しつつも楽しく実験を進めています。


実験の待ち時間には、皆でコーヒーを飲みながら研究についての議論を交わします。
 
これも、大事な研究生活の一部ですね。


細胞の破砕とタンパク質の精製が完了したところで、大西紀和研究員の指導のもと、SDS-PAGE法によるタンパク質組成の確認を行いました。
慎重に試料調整とゲル作成を行い、電気泳動を開始します。泳動が完了したら染色を行い、タンパク質の組成を調べます。


以上のような、分光学的解析と生化学的解析を通して得られた結果をもとに、未知の試料の解明を試みます。
教授や研究員から手がかりをもらいつつ、基本的には自ら参考資料を探し、『研究のまとめ』に取り組んでいます。
3人とも真剣に夜遅くまで議論を交わしていました。


そして、最終日、今回の研究で明らかに出来たこと、出来なかった事をまとめ、発表してもらいました。
3人とも、非常に良い研究発表を行い、研究員一同驚かされました!
教授の質問・コメントにも熱が入ります。
これぞ、まさに研究!です。


たった3泊4日という短い期間でしたが、3人とも『研究』について具体的なイメージを持つ事が出来たようです。
今後、彼らがどのような研究に携わるかは分かりませんが、今回の体験を活かして、素晴らしい研究生活を送ってもらえれば、と思います。


体験入学生の皆さん、そして教授・研究員の皆さん、本当にお疲れさまでした!


2011年8月8日月曜日

サンゴ水槽の導入

8月8日


研究室にサンゴ水槽を導入しました。
サンゴの他に、海水魚やナマコ、貝類といった珊瑚礁に生息する生物達もいます。



近年、海水の温度上昇に伴い、サンゴの体内から褐虫藻が排出されてしまう現象(白化現象)が問題となっていますが,サンゴが褐虫藻を追い出すのか、褐虫藻がサンゴから逃げ出すのか、わかっていません。
私たちは、その光合成を詳しく調べることで、ヒントをつかみたいと考えています。


まずは、サンゴが生育可能な水槽環境の維持が必要になるため、水質のチェックは欠かせません。

研究、趣味を問わず、サンゴ水槽を一目見たいという方がいらっしゃいましたら、いつでもお越しください。
(水槽自慢も兼ねて)お待ちしております!

2011年8月5日金曜日

第1回 微細藻類若手研究会

8月4−5日

当研究室の大西博士研究員と、瀬戸内水研の紫加田博士が中心となり、微細藻類若手研究会を開催しました。


本研究会は、微細藻類を用いた研究を行っている若手を中心とし、様々な研究分野における最先端の研究情報の共有を目的としています。

具体的には、以下の3つに大別して研究発表・議論を行いました。

1. フィールドで観察される微細藻類の生き様
(極域の湖沼/沿岸域に生息する様々な微細藻類の環境適応、異種生物間相互作用および生物進化)
2. 実験室内研究で解析されている微細藻類の生体制御メカニズム
(ラン藻、緑藻クラミドモナス等のモデル微細藻を用いた生体制御メカニズムの解析例)

3. 今後の微細藻類研究に適用可能な最先端技術
(メダカや昆虫等、他の生物群で培われてきた生物学的知見と最新の技術)


当研究室からは、研究員の大西と得津が参加し、発表を行いました。 


研究会の内容、懇親会の内容ともに非常に充実したものとなり、第1回の微細藻類若手研究会は大成功に終わりました!







研究会の準備に奔走してくださいました、スタッフの皆さん、本当におつかれさまでした!
また、快く講演依頼に応じてくださった皆様にも深く感謝致します。ありがとうございました。


それでは、また会える日を楽しみにしております。








2011年8月3日水曜日

修士論文発表会

8月3日

修士課程留学生のチェンが、北海道大学生命科学院の修士論文発表会にて発表を行いました。
2年間の修士課程における研究の集大成です。

無事、発表を終え、あとは修士論文の提出を残すのみです。


異国の地にて2年間、おつかれさまでした。

学生が成長し巣立ってゆくのは寂しくもありますが嬉しいものです。
当研究室出身研究者としての今後の活躍を祈ります。

2011年8月1日月曜日

星 理絵(技術支援員)

☆仕事内容☆
研究室のお手伝いをしています。具体的には、DNAの精製や、藻類培養のための培地作成などを行っています。


☆趣味・特技☆



☆一(二?)言☆
二児の母です。先生や研究員の方々との会話の中に、子育てのヒントを探しています。

技術支援員の加入

8月1日

技術支援員として星 理絵(ほし りえ)が当研究室に加入しました。
これから、研究室における実験の支援を行います。




博士研究員の研究を支援する体勢が整ったことにより、ますます研究が加速するでしょう!
今後の研究成果にご期待ください。

2011年6月30日木曜日

技術支援員の募集締め切り

6月30日


技術支援員の募集を締め切りました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

2011年6月17日金曜日

技術支援員募集

6月17日

当研究室で、研究補助を行っていただくための、技術支援員の募集を開始しました。
詳しくは、基生研のホームページの人材募集欄をご覧ください(下記参照)。
http://www.nibb.ac.jp/recruit/job.php


当研究室の1員として勤務したい方は、是非ご応募ください。
研究室一同、お待ちしております。

2011年6月15日水曜日

4月のラボツアーの様子

6月15日

基生研の広報国際協力室による、4月のラボツアーの内容の映像化が行われています。
その第一弾として、当研究室で行われた研究室紹介の内容がyoutubeにアップロードされました。


引っ越しの直後ということもあり、実験室内は多少雑然としていますが、当研究室の内部を確認する事ができます。

2011年5月30日月曜日

瀬戸内海区水産研究所との共同研究

5月29日−30日

瀬戸内海区水産研究所の紫加田知幸博士と研究を行いました。

紫加田博士は、海洋性珪藻を用いた研究を行われていますが、生化学的手法は用いられていないそうです。

そこで、以前に紹介した大型スペクトログラフを用いた実験と同時に、 生化学的解析を行いたいとのことです。

今回は、博士研究員の得津が協力し、当研究室で行っているSDS-PAGEおよびWestern blotting解析法を用いて生化学的解析を行いました。

左:博士研究員の得津によるデモ
右:紫加田博士による実践

今回の実験結果次第では、更に深く解析を行う必要が出てきます。

そこで、瀬戸内水研に戻られても、同様の手法を用いた解析が可能となるように、全ての実験操作を丁寧にお伝えしています。


共同研究を含め、当研究室で行っている実験内容を見学されたい方は、事前にご連絡のうえ、是非気兼ねなくお越し下さい。お待ちしております。
minagawa*nibb.ac.jp (*を@に変更してメールをお送りください)

2011年5月27日金曜日

国立天文台との共同研究

5月27日


国立天文台より、共同研究者の方々が来られました。
当研究室の滝澤との共同研究になります。

光合成と宇宙...とても壮大な研究になりそうです。




また、他大学の学生が研究室見学に来られました。
当研究室のホームページを見て興味を持たれたそうです。
来年度の進路を考えている4年生や、当研究室の研究に興味を持たれた方は、いつでもご連絡ください。
お待ちしております。
minagawa*nibb.ac.jp (*を@に変更してメールをお送りください)
 

2011年5月24日火曜日

グループミーティング

5月24日

本日は、基生研に移ってから、初めての研究室ミーティングを行いました。

ミーティングは、週1で行われており、主に各々の研究進捗状況を確認します。
また、重要な論文や、気になる最新の研究などの報告(お知らせ)なども行うので、研究室内での情報交換の場でもあります。

今日は、修士課程留学生のチェンの研究進捗状況について議論を行いました。

彼女は、もうすぐ修士論文の中間審査を受けなければなりません。
円滑に審査を受けるためにも、これまでの研究についてのまとめと、現在の研究における問題点の洗い出しを行います。





今日も、教授と3人の博士研究員による的確な(?)アドバイスとディスカッションが行われました。

毎週火曜日の午前11時よりミーティングを行っていますので、お時間のある方は是非お越し下さい。

2011年5月16日月曜日

水産研究所との共同研究

5月16日

瀬戸内海水産研究所より、研究打ち合わせのために共同研究者が来られました。

基生研に存在する大型スペクトログラフを用いた実験を行う予定です。

大型スペクトログラフ(通称:大スペ)は、非常に巨大な分光照射装置です。
この装置により抽出された特定の波長の光を、生物に照射することで、その反応を見ることができます。




見学時は、様々な色の光をメダカに照射している実験の最中でした。


2011年5月13日金曜日

2011年度 基生研新歓パーティー

5月13日


今年から基生研に入った新しいメンバーのための、新歓が行われました。






オードブルやお寿司に加え、有志が集まった研究室からは、様々な料理が提供されました。


研究員の方の親族が狩ってきたイノシシを材料にしたボタン鍋や、教授が学生時代に1日5.5合の白米を食べるためのおかずとして開発した特性餃子などなど、本当に多くの料理が振る舞われました。


どの研究室の料理も非常においしく、研究のレベルの高さだけではないことを思い知らされました。


秋にも同様の新歓があるとの話ですので、当研究室からも何か出せるとよいのですが...


滝澤、大西の両研究員の男の料理に期待しましょう!


2011年4月26日火曜日

部門公開セミナー

4月26日

研究室に、東京大学新領域創成科学研究科 附属オーミクス情報センター 服部研究室より、広瀬博士が来られました。

今回、広瀬博士には当研究部門の公開セミナーの発表者として、発表していただきました。

発表内容は、『ラン藻(シアノバクテリア)の補色順化を制御する光受容体の生理・生化学的解析』でした。

それにしても、精製したタンパク質溶液に光を照射するだけで、瞬時に溶液の色が変る様子には驚きました。
生物の中には不思議が多いですね。

2011年4月22日金曜日

2011年度 基生研ラボツアー

4月22日

本日は、総合研究大学院大学の新入生のための、基生研の全ての研究室を見学するラボツアーが開催されました。

朝10時から夕方の6時まで、一日かけて全ての研究室を見学するそうです。

ちなみに、基生研に所属する研究室は、明大寺地区と山手地区の2つの地区に別れて研究室を構えています。

私たちの研究室があるのは、明大寺地区であり、当研究室以外にも多くの研究室が存在します。

聞くところによると、山手地区にも複数の研究室が存在するため、昨日は山手地区の研究室の見学を行っており、2日連続での見学となっていたようです。

入学して早々、とてもハードな2日だったかもしれませんが、これだけ多くの研究室を見学し、全ての研究室の先生が研究内容の説明を行ってくれる機会は、そうそうありません。

他の研究機関に所属している学生には得難い良い経験が出来てよかったですね。

今後の新入生諸氏のご活躍をお祈りしております!頑張れ、超若手!

2011年4月21日木曜日

蛍光顕微鏡説明会

4月21日

基生研 山手地区の共同利用施設において、ニコン共焦点蛍光顕微鏡A1Rsiの説明会がありました。

当研究室博士研究員の得津が、事前に光学解析室の亀井特任准教授と相談し、クラミドモナスの生細胞クロロフィル蛍光観察をさせていただきました。






左:合成画像
中:クロロフィル蛍光
右:微分干渉画像

私たちの研究室では、普段は藻類を大量に培養し、まとめて破砕することで多量の光化学系タンパク質複合体を精製しています。

したがって、実際に個々の細胞を視ることは少なく、緑色(緑藻)や茶色(珪藻)の培養液しか見ていません。

生物学の基本は、まずは実験生物の特徴を理解することから始まります。


顕微鏡を用いた微細生物の観察は、生物学の基本中の基本です。

こうして、顕微鏡で実験対象をじっくりと観察することもおろそかにしてはいけませんね。




ほら、クラミドモナスも見れば見るほど可愛くなってきます。

2011年4月15日金曜日

教授の誕生日

4月某日



皆川教授の誕生日でした。


ここで、ついでにメンバーを簡単に紹介させていただきます。

右から...

大西 紀和(おおにし のりかず):博士研究員
滝澤 謙二(たきざわ けんじ):博士研究員
皆川 純(みながわ じゅん):教授
陳 陽(チェン ヤン):修士課程留学生
得津 隆太郎(とくつ りゅうたろう):博士研究員

以上の5名に加えて、秘書の小島 洋子(こじま ようこ)が在籍しています。

個人の詳しい紹介は、今後にご期待ください。


研究室の立ち上げも順調に進み、本格的に研究活動が始まってきました。

2011年4月13日水曜日

岡崎桜祭り

研究室の引っ越し開梱作業も落ち着いてきたので、研究室一同で岡崎城下で開催されている『岡崎桜祭り』に行ってきました。

私たちも初めて知ったのですが、岡崎は国内でも有名な桜観光名所らしいです。
実際に、岡崎城下を流れる乙川沿いには、多くの桜が並んでおり、非常に見応えがありました。



桜咲く頃に岡崎へ来られる方は、是非とも桜祭りに足を運んでみてください。
損はしませんよ。

この写真は、研究員のデスクがある部屋の窓から見える桜です。